標高800m、9月の平均気温が21℃と冷涼な気候で育つシャルドネを、適熟期を待って収穫します。山からの心地よい風が吹く穏やかな気候の中で、葡萄の状態を一房ずつ確認しながら手摘みを行いました。
年間日照量2,500時間を誇る天王原地区に拓いた畑は、日中は太陽の光がさんさんと輝く日当たりの良い土壌です。9月に入ると昼夜の寒暖差が大きく、夜は一気に冷え込み、良質な酸を蓄えた凝縮感のあるブドウを育てます。
色合いはグリーンがかった明るいレモンイエロー。冷涼な気候で育つシャルドネらしい、さわやかな柑橘と、ミネラルのニュアンス感じるアロマ。
伸びやかな酸味が全体をまとめ上げ、きめ細やかな泡が心地よいスパークリングです。トップの華やかな芳香に、口中でのキリッとしまった酸味をファーストアタックとして感じます。
中盤でたゆんとしたボディ感が土壌由来の旨味と相まって口中に留まり、その後も心地よい酸味が続いていきます。初めから後味まで統一された爽快感に浸ることのできる味わいです。

5℃～8℃に冷やしてお飲みください。
食前酒の他、海鮮を使った前菜と合わせるのもおすすめです。ミネラルたっぷりの生牡蠣とシャープでキレのある酸味のシャルドネとの相性は抜群です。
肉料理ならば、あっさりとした鶏肉をおすすめします。特に地元山梨の特産でもある甲州地鶏などと合わせると、肉厚の鶏肉とシャルドネの果実感が絶妙に合わさります。
【山梨名物とのマリアージュ】馬刺し、富士の介、桃のジュレソース甲州地鶏、馬肉の旨辛煮、浅尾大根の漬物など