～ジャパン・ワイン・チャレンジ2023銅賞～

自社塚ノ越畑甲州種 100％。旧笛吹川左岸部、石和町塚ノ越は砂地による土壌分から、骨格のしっかりとした甲州ぶどうが造られます。甲州特有の藤紫色の色調になるまで成熟を待ち、収穫を行っています。
収穫日は2022年9月22日、太陽が燦燦と輝く晴天の塚ノ越畑にて、真っ赤に実った甲州を一房ずつ手摘みで収穫を行いました。定温倉庫にてぶどうを冷却してから醸造に入り、ぶどう果皮を浸漬しながら醸造する「醸し発酵」を1週間実施。味わいに厚みと広がりを持たせるようじっくりとぶどう果皮からアントシアニンを抽出しました。苦みや渋みが強調されないよう、「搾りすぎないこと」を意識しながら搾汁を行い、瓶詰め前にも果実味と程よい渋みのバランスを確認しつつ濾過を実施しています。
旨みと共に果実味が口中に広がり心地よい渋みが余韻を引き締める、立体感のある味わいのオレンジワインに仕上げました。