自社塚ノ越畑甲州種 100％。旧笛吹川左岸部、石和町塚ノ越は砂地による土壌分から、骨格のしっかりとした甲州ぶどうが造られます。「甲州塚ノ越グリーン」の一番の特徴はその栽培方法。ぶどう一房一房に丁寧に袋をかけることで、あえて紫外線を遮断して育て上げました。
収穫日は2022年10月3日。普段は日の光をたっぷりと浴びることで真っ赤に実る「塚ノ越甲州」ですが、遮光栽培により艶やかなグリーンの色調を持たせたまま手摘み収穫。一粒ずつ状態を確認しながら選んだぶどうを搾汁しじっくりと低温発酵を行うことで、透き通るような美しい色合いのワインに仕上げました。
甲州らしい爽やかな柑橘が香り、口に含むとレモン、グレープフルーツなどの柑橘と、中盤には青リンゴのニュアンスが感じられ、穏やかな酸味の余韻が続いていきます。遮光栽培の自社畑ぶどうを100％使用したことで、甲州特有の苦みが抑えられ、上品ですっきりとした新感覚の味わいをもつ甲州に仕上げました。